今年の12月は例年以上に仕事に追われました。
締め切りがある仕事なので、スピーディーに処理しなくてはいけないのですが
ふとした瞬間に「あの数字で良かったっけ?」と思うことがしばしばありました。
目次
理想は共存、だが、、、
「速く正確に…」誰しもが理想に思う姿ですね。
しかし、スピードと正確性は相反するものなので、どちらか一方にこだわりすぎると、他方が疎かになります。
私が税理士として駆け出しのころ、「数字はきっちり仕上げないといけない」という考えに囚われすぎて、お客様に資料をお渡しするまで時間がかかってしまい、苦言をいただいたことがあります。
「そのときの状況に合わせて臨機応変に」という意見も耳にします。
確かにそのとおりかもしれませんが、それができるのは、スピードも正確性も両方兼ね備えた人ではないでしょうか。
もともとスピードに難のある人に臨機応変さを求めたところで、スピードが上がるわけではないですから。
私はスピード重視です
私は税理士の経験を積むなかで、スピードを重視するようになりました。
理由1 私のキャラクター
私はいい意味でも悪い意味でも「せっかち」です。
やらないといけないことはすぐにやる。後回しにできないタイプです。
そのせいか、ゆっくり時間をかけて処理をすることが性に合わないのです。
理由2 時間をかける=正確?
もし通常の倍の時間をかけたら、完璧なものが仕上がるということであれば、誰もがそうするはずです。私もそうするでしょう。
しかし、現実はそうではありません。
時間をかけたからといって、正確性が保証されるわけではありません。
理由3 ビジネスチャンスを失うのがイヤ
新しい仕事のお話をいただいたときに、「今、仕事に追われていて手一杯で、、、」という理由でお断りするのがイヤだからです。
せっかくのビジネスチャンスを、時間がない為に失うのはあまりにも勿体なくないですか。
スピード重視、だからこそチェック体制は重要
私はダブルチェックをするようにしていますが、1回目のチェックと2回目のチェックは日をずらす、または、時間をずらすようにしています。
一気に終わらせようとすると、2回目のチェックはいい加減になってしまいます。
「1回目で大丈夫だったから、もういいだろう」と先入観を持ってしまうからです。
だから、一定の時間を空けて、頭を一旦リセットしたうえで、2回目のチェックをするようにしています。
今回記事を書くきっかけとなった冒頭の「あの数字で良かったっけ?」と思ったところも、このダブルチェックのおかげで、きちんと処理が行われていました。
おそらく、この方法が、今の私にとってのベストウェイであることは間違いないです。
しかし、理想でもある「速く正確に…」という形に近づくためには、チェック機能のブラッシュアップは常に心掛けないといけないと思っています。
あとがき
今日はクリスマス。
ジルにおもちゃをプレゼントしてあげました。
釣竿に7種類の羽が装着できる猫じゃらしで、ジルはニョロニョロの羽に夢中。
楽しそうに追っかけ回っていました。