暑くなってきて、人間もネコも衣替え。でも、ネコの衣替えは大変。

まだ5月末だというのに夏のような暑さですね。

もう長袖はおさらば、これからは半袖の季節といった感じですが、ネコも冬用の毛が抜けて夏用の毛に生え変わります。

ネコの衣替えですね。

でも、抜けやすくなっている毛をグルーミング(毛づくろい)すると。。。

※画像は、ブラッシングで取れた毛を丸めて作った球です。通称「ジルボール」。

毛球症

という病気をご存じでしょうか?

グルーミングしたときに飲み込んだ毛が胃の中で塊(毛球)となり、胃や腸で悪さを働き、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、便秘といった症状をもたらす病気です。

通常、飲み込んだ毛は、毛球になる前に食べたものと一緒に排出され、毛球ができたとしても口から吐き出すことで、体内に溜まっていかないような生理反応を示します。

しかし、長毛種のネコや頻繁にグルーミングをするネコは、飲み込む毛の量が多いため、体内からの排出が間に合わず、毛球が体内に溜まってしまうことがあります。

軽度の症状であれば薬で毛の排出を促す治療が行われるのですが、ひどい症状だと脱水症状を起こして衰弱死に至ったり、毛球が腸につまって腸閉塞を発症したりするので、開腹手術をして毛球を摘出しなくてはならないこともあるようです。

そんな怖い毛球症ですが、

ブラッシングをして飲み込む毛の量を減らす

草や毛玉予防のフードを与えてうまく体外に排出するように促してあげる

といった予防策があります。

私は(毛を飲み込むのなら、いっそのこと丸刈りにすればいんじゃない?)と思ってしまったのですが、体温調整がうまくいかなくなったり、外傷を負ったり、毛がないことに極度のストレスを感じたりと毛球症とは別の問題が起きてしますので、丸刈りはオススメできない方法なんだそうです。

今のところジルは大丈夫!

ジルは病院が大キライです。

以前連れて行ったときに診察室で大暴れし、帰宅後は疲れ切ってずっと寝ていた様子があまりにもかわいそうだったので、病院にはなるべく連れて行きたくありません。

幸いなことに、排泄物に毛が絡まっていることもありますし、また、定期的に毛球を吐き出していて、今のところは毛球症らしい症状は出ておらず、ひと安心です。

長毛種のネコなので油断はできませんが、ブラッシングを増やしたりして、日頃のケアを丁寧にしてあげたいと思っています。

ただ、悩みがひとつ。

なぜか明け方に吐き出すことが多く、吐き出す直前の「ゴエップ、ゴエップ・・・」という唸り声(?)に何度目覚めさせられたことか。

あの声、どんな目覚まし時計よりも効果が絶大で、おかげで私寝不足気味です(笑)

なので、なるべく起きている時間帯にお願いしたいですm(._.)m

ジル観察日記

かわいいジル君もたまにはこんな顔をします。コワイ。。。