【サッカーネタ】スペイン・リーガエスパニョーラの順位予想~2020-2021シーズン版~

ほとんど当たらなかった2019-2020シーズン順位予想のリベンジを誓い、2020-2021シーズンの予想をしてみます。

あくまで素人の予想なので、かる~い気持ちでお読みください。

予想

リーガエスパニョーラ2019-2020シーズン エントリーチーム

レアル・マドリー ※前シーズン優勝

バルセロナ

アトレティコ・マドリー

セビージャ

ビジャレアル

レアル・ソシエダ

グラナダ

ヘタフェ

ヴァレンシア

オサスナ

アスレティック・ビルバオ

レバンテ

バジャドリー

エイバル

ベティス

アラベス

セルタ・デ・ヴィーゴ

ウエスカ ※昇格

カディス ※昇格

エルチェ ※昇格

そして、10/27時点の順位はこのとおりです。バルセロナやセビージャの順位をみると「おや?」と思ってしまいますが、消化試合数にばらつきがあり、その点を考えると、上位進出が予想されるチームは順調なスタートを切ったように感じます。逆に7試合消化して下位に沈むチームは降格争いを演じるのかというような気もしますが。

順位 チーム名 勝点 試合数 得失点差
1 レアル・ソシエダ 14 7 4 2 1 11
2 レアル・マドリー 13 6 4 1 1 5
3 グラナダ 13 6 4 1 1 0
4 ビジャレアル 12 7 3 3 1 0
5 アトレティコ・マドリー 11 5 3 2 0 9
6 カディス 11 7 3 2 2 0
7 オサスナ 10 6 3 1 2 2
8 エルチェ 10 5 3 1 1 1
9 ヘタフェ 10 6 3 1 2 1
10 ベティス 9 7 3 0 4 -4
11 エイバル 8 7 2 2 3 -1
12 バルセロナ 7 5 2 1 2 4
13 セビージャ 7 5 2 1 2 1
14 ヴァレンシア 7 7 2 1 4 -2
15 アラベス 7 7 2 1 4 -3
16 アスレティック・ビルバオ 6 6 2 0 4 -2
17 セルタ・デ・ヴィーゴ 6 7 1 3 3 -6
18 ウエスカ 5 7 0 5 2 -5
19 レバンテ 4 6 1 1 4 -5
20 バジャドリー 3 7 0 3 4 -6

では、現在の順位も踏まえて予想をしてみたいと思います。

優勝チーム

アトレティコ・マドリー

過去5シーズンの上位4チームをまとめました。

前シーズンの予想でも書きましたが、上位3チームは、アトレティコ・マドリー、バルセロナ、レアル・マドリーで固定されています。今シーズンは「3強」状態が崩れるのではないかと思っていますが、優勝チームは「3強」のうちのどれかとなる可能性が高いと見ます。

そのなかで、優勝候補にするのはアトレティコ・マドリーです。

前シーズンは、相変わらずの堅い守備を見せたものの攻撃陣が沈黙。移籍したグリーズマンの穴を埋めきれず、重要な試合での決定力不足に泣きました。しかし、今シーズンはルイス・スアレスをバルセロナから獲得!実績十分のストライカーが加わったことで決定力不足の解消は勿論、バルセロナで数々のタイトルを勝ちとってきた勝者のメンタリティーをチームに注ぎ込み、ジョアン・フェリックスの成長にも一役買うのではないでしょうか。そして、本人も半ばクビ斬りのような形でバルセロナを追われただけに、今シーズンに駆けるモチベーションも間違いなく高いはずです。

両サイドバック含めディフェンス陣の層の薄さ(質も含め)が気になりますが、そこはやり繰り上手のシメオネ監督、効果的な解決策を見つけることでしょう。ライバルが現状維持で精一杯ということもあり、スアレス獲得で大幅な戦力UPが見込める今シーズンは久しぶりのリーグ制覇は決して夢ではないと予想します。

CL出場権獲得チーム(2位~4位)

レアル・マドリー

ビジャレアル

バルセロナ

レアル・マドリーは、新戦力が前シーズンにブレイクしたウーデゴーを筆頭にレンタル復帰した選手のみ。不満分子化していたハメス・ロドリゲスやベイルを放出したことで、チームから不穏な空気は取り除かれましたが、純粋な戦力として見た場合、その判断が正しかったのかどうか(ハメスは移籍したエヴァートンで大活躍しているので)。若手選手の成長に賭ける算段なのかもしれませんが、現状では決して選手層が厚いとは言えず、主力にケガやコロナ感染者が出たときには大幅な戦力ダウンも免れないのでは。勝ち方を知っているだけに大崩れはしないでしょうから4位以内の確保は大丈夫でしょうが、アトレティコを抑えて優勝するイメージは正直湧かないです。

ビジャレアルは、ビッグクラブでは手腕を疑問視されたエメリ監督ですが、ヴァレンシア、セビージャと一つ格の下がるクラブでは結果を残してきました。その意味で、良い監督を招聘できたのではないかと思います。カソルラは移籍したものの前シーズンの主力は軒並み残留し、パレホ、コクランなど代表クラスを獲得し、日本代表の久保選手もレンタルで加入。守備的とも言われるエメリ監督の戦術が攻撃色の強いチームにうまくシンクロすれば、今シーズンこそはCL出場権を獲得できるのではないでしょうか。

さて、問題のバルセロナ。複数のベテラン斬りも噂されましたが、結局スアレス、ラキティッチ、ビダルの放出のみに留まり、即戦力として期待できる新戦力はレンタル復帰のコウチーニョ、トレードで獲得のピアニッチくらいで、資金難から起爆剤となりうる選手の獲得ができませんでした。アンス・ファティやデ・ヨングなど若手選手のさらなる成長と一度はクラブを離れる決意をしたメッシがどこまでモチベーションを上げられるのかに今シーズンは尽きるのではないでしょうか。それでも、CL出場権の獲得までで精一杯と予想します。

降格チーム(18位~20位)

バジャドリー

ウエスカ

ヴァレンシア

過去5シーズンの降格チームです。

色塗りのチームはそのシーズン昇格をしたチームです。2シーズン前こそ2チームが昇格→即降格となりましたが、上位3チーム+セビージャ、ビジャレアル、レアル・ソシエダ以外は全チーム降格の可能性があると思います。なので、非常に予想するのが難しいのですが、昨シーズンからの流れで、①数シーズン何とか降格をしのいできたチーム②昇格したチーム③意外なチームという区分けで選びました。

バジャドリー

昨シーズンも降格候補に挙げていましたが、ライバルとの直接対決で勝点を拾いなんとか降格を免れました。しかし、今シーズンは守備の要だった選手の移籍と怪我で守備面での弱さが気になります。もともと点は取れないチームで、守りに守って最少得点で勝ち切る戦い方だったのが、肝心の守備から崩壊し、勝点を拾い切れない試合が増えていく姿が目に浮かびます。

ウエスカ

昇格チームにとって、他のチームがもたついている間にスタートダッシュを決めて、早いうちにポイントを稼いで残留争いを逃げ切るのが常套作戦でした。カディスとエルチェはうまくその作戦を遂行できていますが、ウエスカは完全に失敗しました。得点源の岡崎選手を怪我で欠いてしまっているのがモロに影響している様子で、復帰してからどこまで巻き返せるか。厳しい戦いが予想されます。

ヴァレンシア

昨シーズンのヘタフェ降格予想以上に思い切った予想となりましたが、主力選手を次々と売却する一方で、資金難から代わりの選手を一切獲得できず、その状況に不信感をいただいた監督・選手がフロントをたびたび批判と、バルセロナ以上に大混乱をしています。代表クラスの選手を複数擁しているだけに普通にやれば降格はないかもしれませんが、降格争いにはまったく慣れていないチームだけに、負けが混み始めたら一気に崩壊していくような恐れすら感じます。かつてはリーグも制し、CLでも2年連続準優勝した名門チームだけに降格はしてほしくないですが、なんとなく時代の流れに乗り損ねてしまったような気がします。。。

セルタの順位は?

私のお気に入りのチーム、セルタ・デ・ヴィーゴですが、過去5シーズン6位→13位→13位→17位→17位とシーズンを追うごとに成績は悪化しています。

迎えた今シーズンすでに3敗していますが、うち2敗はアトレティコとバルセロナに完敗したものなので納得。残留を争うライバル相手には勝ち点の取りこぼしを抑えているだけに、今のところは好発進かと。

ムリージョの再レンタル、タピアの獲得で守備面は前シーズンに比べ少しはマシになることが期待できますが、問題は得点力。エースのアスパス以外はアシスト色が強い選手ばかりで、そのアスパスも33歳を迎え無理が効かなくなってくる年齢だけに、後継のストライカーを獲得してほしかったのですが、それを見送りました。

最少得点で勝ち切る、あるいは引き分けを狙う試合が増えそうで、今シーズンも降格争いに巻き込まれることは必至ですが、エルチェ、カディス、アラベスあたりよりは上の順位ということで14位と予想してみます。

雑記

コロナ禍はヨーロッパサッカー界にも大きな影響を及ぼしています。すでに複数のチームでクラスターが発生し、主力選手を欠く状態で戦わざるを得ないというような状況も生まれています。今現在ヨーロッパでは第二波が来ているようで、前シーズンのような途中中断といった事態も起きないとは言い切れません。波乱含みのシーズン、思わぬチームの躍進、凋落が起こるかもしれませんね。