ゆうちょ銀行で法人口座の住所変更を行うときに必要なもの

先日、お客様の代理でゆうちょ銀行の法人口座の住所変更を行ってきました。

ネットバンキング(ゆうちょダイレクト)で手続きができるだろうとお客様は思われていたのですが、調べてみると窓口でしかできず、多忙のため窓口に行く時間がないとのことで私にお鉢が回ってきたというわけです。

持参したもの

住所変更ですから、何かは持っていかないといけないことくらいは想像できましたが、
ホームページに何が必要かまで書かれていない。

そこで、他の銀行を参考にしつつ、以下のようなものを準備しました。

①通帳とキャッシュカード

②届印

③住所変更後の履歴事項全部証明書

④法人番号指定通知書

⑤窓口訪問者の身分証明書

⑥窓口訪問者と法人との関係が分かる書類

①から④はお客様から預かり、⑤は私の免許証、⑥は委任状としました。委任状はゆうちょ銀行のホームページから取得することができますので、お客様にリンクを紹介して準備していただきました。

実は、私とお客様との関係に疑問を持たれてしまったときに説明するため、税理士証票と顧問契約書も持参していました。

窓口で特に何も言われなかったので、最終的には無用の長物でしたが、法人の部外者の方が窓口に訪問される場合には、万一に備えて関係性を証明できるようものは持参した方がよいかもしれません。

追加で必要だったもの

以上のものを携え、いざゆうちょ銀行へ。お客様の最寄りではなく、私自身の最寄りの店舗へと向かいました。

窓口で法人口座の住所変更をしたいと伝えると、手続き用の書類を渡されるので、

・法人名

・会社設立日

・変更後の本店所在地

を記入し届印を押して、持参した書類と一緒に提出します。

(これで手続きは終わった)と思い、ソファーで一息ついていたところ、「よし様、窓口までお越しいただけますか?」との一声。

(ん???)と思い窓口に向かうと、「法人番号指定通知書には変更前の住所が記載されているのですが、変更後の住所が記載されたものがないですか?」とのこと。

さらなる(ん???)です。住所変更があった場合には、異動届出書を税務署には提出しますが、法人番号関係での届出は基本不要です。
※法人番号の指定を受けた設立登記法人以外の法人、人格のない社団等に該当する場合に届出は限られます。

なので、変更後の住所が記載されたものを求められても困るのですが、「ありません。」と伝えると、「では、こちらで確認しますので、少しお待ちいただけますか?」とのこと。

(どうやって確認するの?)と謎に思いながら仕方なく待っていたところ、15分後にお呼びが。

「こちらご確認いただいて間違いがなければ、本日の日付、社名を書いて、届印を押していただけますか?」と見せられた書類は、国税庁法人番号公表サイトから自社の法人番号が記載されたページの印刷物でした。

住所変更後に異動届を提出している場合には、異動の履歴が掲載されるので、法人番号と変更後の住所を一目で確認することができます。

(なるほど、これね!)と納得しました。が、「これを印刷するのに15分もかかる?」と思ってしまいました。

今回は窓口も閑散としていたため、この15分だけの待ち時間で済みましたが、混雑していたらもっと時間がかかってしまったわけです。

【結論】待ち時間を短くするために持参すべきもの

なので、待つことなくさっさと手続きを済ませて帰りたい方は、以下のものを窓口にお持ちになってください。

ゆうちょ銀行で法人口座の住所変更を行うときに持参するもの

①通帳とキャッシュカード

②届印

③住所変更後の履歴事項全部証明書

④法人番号指定通知書

⑤窓口訪問者の身分証明書

⑥窓口訪問者と法人との関係が分かる書類

⑦国税庁法人番号公表サイトから自社の法人番号が記載されたページの印刷物に日付、社名を記入し、届印を押印したもの

【注意】
これは私の体験として必要だったものです。
一般的な法人の住所変更はこちらで大丈夫だとは思いますが、皆さまの状況次第ではさらに必要なものがあるかもしれませんので、心配な方は事前に問い合わせされるとよいかもしれません。