久しぶりの記事がサッカーというのもあれなんですが、最終結果も出たことですから、予想してしまっていた以上ちゃんと反省会をしたいと思います。
スペイン リーガエスパニョーラ
最終順位は以下のとおりです。
順位 | クラブ名 | 備考 |
優勝 | アトレティコ・マドリー | 21-22CL出場 |
2位 | レアル・マドリー | 21-22CL出場 |
3位 | バルセロナ | 21-22CL出場 |
4位 | セビージャ | 21-22CL出場 |
5位 | レアル・ソシエダ | 20-21EL出場 |
6位 | ベティス | 20-21EL出場 |
7位 | ビジャレアル | 21-22CL出場 |
8位 | セルタ | |
9位 | グラナダ | |
10位 | ビルバオ | |
11位 | オサスナ | |
12位 | カディス | |
13位 | ヴァレンシア | |
14位 | レバンテ | |
15位 | ヘタフェ | |
16位 | アラベス | |
17位 | エルチェ | |
18位 | ウエスカ | 降格 |
19位 | バジャドリー | 降格 |
20位 | エイバル | 降格 |
一方、私の予想はこうでした。
・優勝予想:アトレティコ・マドリー
・CL出場権獲得:レアル・マドリー、ビジャレアル、バルセロナ
・降格:バジャドリー、ウエスカ、ヴァレンシア
※詳しくはこちらの記事をどうぞ。
お~~~!なんという的中率でしょうか!!
しかもリーグでは4位以内に入れませんでしたが、ヨーロッパリーグを制したことでビジャレアルは来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。これも超あまあまで的中と見ると、外したのはヴァレンシアの降格予想だけでした。
アトレティコ・マドリーは、シーズン中盤までは独走状態だったので、「早い時期に優勝を決めちゃうかも」と思っていたら、2月に入ってから急に失速。それまで飛ばしてきた反動に加え、怪我やコロナによる主力の離脱、深刻な得点力ダウンに陥り、勝ちきれない試合が増加しました。それでも、守護神オブラクを中心にした堅い守備とマルコス・ジョレンテの攻守にわたる獅子奮迅の活躍でなんとか勝ち点を拾っていき、逃げ切りに成功しました。最後はライバルの躓きに助けられた感もありますが、12月から一度たりとも首位を譲らなかったのだから、立派な優勝だと思います。シーズン前にバルセロナから追放されたスアレスも溜飲を下げているのではないでしょうか。
レアル・マドリーは、前シーズンから戦力的な上積みがなく、さらに、主力選手の多くが怪我で戦列から離脱するなど厳しい戦いでした。しかし、ジダン監督がうまく選手をやり繰りし、最後まで優勝争いを演じ、チャンピオンズ・リーグでも準決勝まで進むなど、名門クラブの凄みを感じました。無冠に終わり、責任を取らされるような感じで、ジダン監督は退任し、新シーズンからはかつてチャンピオンズ・リーグを制したアンチェロッティ氏が再任します。財政的な問題でスペシャルな選手獲得は難しいかもしれませんが、セバージョスやウーデゴー、マジョラルなどレンタル先で結果を出した選手が復帰して、チームをどう活性化させるか注目です。
バルセロナは、シーズン前のゴタゴタから悲惨なことになるかもと思っていたのですが、最後まで優勝争いを演じるなどこちらも流石でした。なんだかんだ言われたクーマン監督も若手の積極起用や戦術変更によりチームを活性化させ、及第点の結果は出したのではないでしょうか。続投が決まったようで、すでにアグエロ、エリック・ガルシアを無料で獲得し、さらにデパイ、ウィナルダムなどの加入も噂され、来シーズンはリーグ優勝が最低目標でしょうね。
ビジャレアルは、途中からはヨーロッパリーグの優勝を第一目標にした感じで、それが功を奏いました。パリSGやアーセナルでは限界を露呈したエメリ監督だけに、これ以上チームが飛躍できるか疑問ですが、個人的には久保選手を押しのけてチーム内での地位を上昇させたジェレミー・ピノがどのように成長していくのか楽しみです。
降格予想チームに目を向けましょう。
ウエスカは最後の最後まで残留の可能性があっただけに、スタートダッシュの失敗が本当に悔やまれます。同じ昇格組で序盤に勝ち点を稼いだエルチェやカディスが残留しただけにそう思います。なお、得点源として期待された岡崎選手は1ゴールしか決められず、今シーズンかぎりで退団の運びのようです。
バジャドリーは、過去2シーズンしぶとく残留してきましたが、ついに降格となりました。過去2シーズンは残留争いするライバルからしぶとく勝ち点を奪ってきたのですが、今シーズンはその粘り強さが見られず、2021年に入ってからの勝利はヘタフェに対してのホーム&アウェイの2勝だけ。しかもラスト12試合勝ちなしでは、降格も致し方なしでしょうか。最終節アトレティコの優勝が決まった一戦で、先制点を奪う意地は見せましたが。
ヴァレンシアは、なんとか残留したものの話題になったのは、もはや恒例行事ともいえるフロントと現場の対立だけで、低空飛行のままただ38試合が終わった、それだけの感じです。名門の凋落感が半端ないですが、新シーズンはヘタフェを躍進に導いたボルダラス氏が監督に就任します。結構な熱血漢のようで、甘ったれたチームには劇薬になるかもしれませんね。守備重視のカウンター戦術は、チームカラーに合う気がしますので、意外と来シーズンは上位に食い込むかも(劇薬が悪い方に効いちゃうかもしれませんが。)
最後に、私のお気に入りのチーム、セルタについて。
シーズン序盤はまったく勝てず、「いよいよ今シーズンはだめか…」と諦めかけていました。ただ、そこで監督交代を行い、選手として所属した経験もあるコウデ監督を招聘。南米で実績を残していた名将の就任でチームは劇的に変化しました。
ザルディフェンスは相変わらずでしたが、取られたら取り返す的なサッカーを志向したのか、派手な打ち合いのゲームが増え、いつの間にか勝ち切れるチームになってしまいました(笑)。
いまだ34歳のベテラン、アスパスに頼り切っていることが気になりますが、ミナやメンデスがちょっと確変モードに入った感じもするので、来シーズンも攻撃面は心配なのではないかと。もう少ししっかり守れるディフェンダーを取ってくれたら、来シーズンも同じくらいの成績は残せるのではないかと期待しています。
余談:ユーロ2020の予想
6月11日からヨーロッパサッカー連盟加盟国による大会、ユーロ2020が開催されます。本来は昨年開催される予定だったのですが、新型コロナウイルス感染症の影響により1年間延期となっていました。
参加国もつい最近知ったくらい(フィンランドとか北マケドニアが参加するんだ!)で、誰が代表選手として選ばれているのかもほぼノーチェクの状態。代表戦にはあまり興味がないというのもありますが。。。
というわけで、かなり当てずっぽうですが、優勝候補を挙げておきます。
●優勝候補:フランス、ポルトガル
フランスとポルトガルは、選手の名前を見たときに、他国を圧倒しているかなと。それにフランスは2018W杯、ポルトガルは前回のユーロと、直近のメジャー大会で優勝し、両国とも今が最盛期ではないかと思います。同じグループステージなのは勿体ない気もしますが、逆を言うと、勝ち抜ければ次にかち合うの決勝戦なので、この2か国でガチンコの対決をそこで見てみたいというのが今大会最大の期待です。
その他の国は、イングランドは期待されながらもベスト4止まり、イタリアは再建途中の状況でベスト8くらいまでいければよいのでは。スペインとドイツは、最盛期に比べると明らかに下降しているように思え、グループステージ敗退も十分ありえるのではないでしょうか(ドイツは、フランスとポルトガルと同じグループだけに)。
勢いに乗ったときに怖いのは、チェコ、トルコ、オランダ。特にトルコは、存在を忘れかけたときに突如ベスト4くらいまで行くことがあるので、今回あたりそろそろという感じもします。
あと、得点王は、グループステージで荒稼ぎできそうなルカク(ベルギー)、ケイン(イングランド)、デパイ(オランダ)あたりで。
雑記
さくっと記事を書けるかなと思っていたら、DAZNで過去の試合のハイライトを見直していたら、意外と時間がかかってしまいました。
途中でサッカーが観るのも嫌になったり(笑)、「そんな時間があるのだったら税金関係の記事に割いた方がいいんじゃない?」と思ったりもしまして(汗)
というわけで、来シーズンは、もっと簡単な予想・反省会とするかもしれませんので、どうかお許しを。